旅と暮らし

北海道の日々の暮らしをつらつらと書いてます

好きな景色

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海からみる、函館山はいい。

 

ここは漁火通り。今はだいぶ減ってしまったようだが、時期になるといか釣り漁船の光が夜の海にたくさん浮かんでいたらしい。

 

目の前は津軽海峡で、天気のいい日は青森の大間が見える。

 

北海道なのに本州がこんなにも近い。初めて青森が見えた時、なんだか安心した感覚があった。

 

漁火通りを車で飛ばしていると、いつもこの景色が目に飛び込んできて、息を呑む。

 

ここの景色は、いつみてもいい。

雪国での生活も少しずつ板についてきたようだ。

 

出かける時は、雪かきの時間も見越して、早めに家を出る。車のエンジンをかけ、車があったまるまで、フロントガラスについた雪をスノーブラシで落とす。車の上についた雪も一緒におとす。職場の人から「車の上の雪を乗せたままだと、運転中に落ちてきて、前がみえなくなるから、ちゃんと落とした方がいい」と言われ、きちんと下ろすようにしている。

一晩でも車に積もった雪をおとすと、ちょっとした雪の山ができる。その雪の山を、駐車場壁に寄せていく。

雪国では、雪をかいても、その雪を置いておく場所がない。これは住んでみて初めてわかったこと。札幌など都市部だとこの雪を置く場所でトラブルになることもあるらしい。

わたしの住んでるマンションも、雪を置く場所が少ない。特に駐車場の雪を置いておく場所がなく、毎日降り続ける雪を駐車場の壁にみなが寄せていくので、壁がついにみえなくなった。最近では駐車のとき、何回も切り返したりしないといけないくらい、本来の壁よりはるかに高く分厚くなっていた。

まだ1月なのに、雪はじゃんじゃん降るし、春まで車は乗れなくなるかなと、思っていたところ、マンションに除雪がはいった。

 

仕事からかえると、久々に駐車場の壁が顔を出している!長く離れていたような友人に会ったような、懐かしい気持ちになった。

 

そして、除雪のありがたさに、泣きそうになった。

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心の友

函館の生活で、私の心の友と呼べるもの。

それはなんといっても、

 

サウナ  である。

 

最近巷ではサ活ブームが続いているが、

私もそのブームに思いっきり乗っかっている一人だ。

 

サウナとの出会いは、ステイホームの間に見たドラマ「サ道」である。

サ道という名前のとおり、サウナの作法や心得を教えてくれたし、なによりも主人公たちがサウナを心から愛し、サウナの時間をただありのまま楽しんでる姿にとても癒やされていた。

 

函館は、サ道街道まっしぐらの私にとって絶好の場所だ。

 

市内にスーパー銭湯のような大きな温泉が点在していて、源泉掛け流しの温泉があるところも珍しくない。価格も450円前後で、それになんといっても、サウナが入浴料に含まれている!

都内だと、入浴料450円(今は500円だとか。)で、サウナ代でプラス300円から500円というところが一般的だ。都内の一回分の入浴料で、函館では2回もサウナが楽しめてしまう。

 

それに、サウナが比較的すいていて、自分のペースで汗をかけるし、リクライニングなど整いスペースも確保されている。今の時期だと、雪が舞う中で露天風呂に入ることもできる。

 

函館にきたばかりでまだ仕事や生活にも慣れないころからずっと私の心に寄り添ってくれたのがサウナだ。

疲れたとき、汗をかいてすっきりしたいとき、心がモヤモヤするとき、サウナはいつでも私を包んでくれる。サウナで整う瞬間、いままでぐるぐると頭をめぐっていた思考がぴたっと消え、心地よさにすーっと包まれ、幸せな気持ちになれる。

 

これからもサウナとのいい関係は続いていくだろう。

 

写真は露天風呂が大好きな花の湯さん。

露天風呂も広く、ロウリュが楽しめる素敵な湯。

 

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ラーメンの美味しい食べ方

函館は美味しい食べ物が多い。

胃がいくらあっても足りない。

ほんとは毎日外食したいけど、外食はなるべく休日と決めている。

ただ、今日は雪の中をまぁまぁ歩いて、仕事帰りクタクタになってしまった。

自炊をする気が起きない。

うん、今日は好きなもの食べてやる!、と思って、店を探す。

そーいえば前職場の人が美味しいと教えてくれた白湯ラーメンのお店が近くにあると気づき、ふらっと立ち寄ってみる。

白い綺麗な色のスープ。

一口すすると、雪道を歩き回った体にじんわり染み渡る。ああ、ほんとうにおいしい。美味しすぎて、スープを飲み干してしまった。

もともと無類のラーメン好きで、色々なラーメンを食べてきたが、寒い季節に冷えた体で食べるラーメンってこんなに美味しいんだってことを実感した。この冬はそんなラーメンの食べ方にハマってしまいそうだ。

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雪とともに暮らす

函館に越してきて、初めての冬。

北海道の冬を初めて体験したのは、8年前に網走に流氷をみにきたとき。本格的に冬を経験してたのは初めてだ。

北海道に移住するにあたって、親からは「冬の大変さをわかっているのか」と忠告をされたが、「北海道の冬は経験したことがあるから」と、たった一回の網走旅行を引き合いにだして、強がった。

が、雪を真に経験したことがない私にとっては、雪国での暮らしは思いの外大変だった。

当たり前なのだけど、雪が常に、歩道にある。今までは冬でも、ヒールがある靴をはいて歩いていたし、電車に乗り遅れそうなときは駅まで小走りしていた。でもそれができるのは幸せなことなんだと思えた。

毎日雪かきの大切さも学んだ。

函館にきて12月、雪が溶けるまもないくらい雪がふりつづけ、自分の膝丈くらいの雪が降った。

毎日雪をかかないと車が埋もれてしまい、車を動かすことはおろか乗ることもできない。仕事から帰ってきて夜な夜な雪かきをしても、朝にはこんもり雪がつもっている。雪は水分がいので軽いが、慣れてない私にとっては大仕事だ。駐車場のあちこちに雪がつみあげられて、もう捨てる場所がないどうしようと頭を抱えてしまう。わたし、ここで暮らしていけるのかなぁとの思いがよぎる。

そんなこんなで迎えた年末年始。

年末年始は長くお休みをもらい帰省した。今まで当たり前だった雪のない生活に戻る。

 

また雪がある生活に戻れるかと心配して函館に戻ってきたが、戻って最初に思ったのは「そんなに雪つもってないじゃん」だった。

そこからは駐車場の雪かきを当たり前にして、車で当たり前に買い出しにいく。寒さもそんなに寒くないなとも思えた。

 

人間とは案外環境になれるものなのかもしれない。白い世界も、静かで穏やかだ。雪との生活も悪くはないかもしれない。ようやく北海道の生活のスタートラインに立った気がした。f:id:shimatabikurashi:20230111001448j:image

 

いよいよ

初めまして。しまたびぐらしです。

まさかブログをやる日が来るとは思ってませんでしたが、新年によく流れる資格のCMのような新しいことを始めてみよう的な感じで、始めてみました。

 

学生時代に北海道の景色に魅せられ、いつか北海道で暮らすと誓ってから、数十年‥

 

昨年思い切って北海道での生活をはじめました。

 

仕事の関係で、初めての北海道の暮らしは函館です。

 

学生時代や社会人の一人旅では、美瑛や富良野、知床、釧路、根室のあたりを旅していた自分にとって函館はある意味、未知のまちでした。

北海道の他の都市とはすこし雰囲気がちがって、奥深いまちです。

また、函館を起点にした道南エリアも、でかければでかけるほど奥深い。いままで道東や道央だけで北海道を語っていましたが、道南を知らずして、北海道は語れないとも思います。

 

昨年はとにかくどんどん外にでていきましたが、今年はもっとじっくり函館、道南でのくらしを楽しんでいきたいと思います。

 

思い立ったときにふと書いていくので、気が向いたらのぞいてください。

 

よろしくお願いします。